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衣の権威

お盆の時期ということで坊さんが町中を走り回っている。

実家も初盆を迎え、私も12日から今日まで帰省したが、
忙しい、暑い、疲れたが実感。
明日も寺で盆の行事があり、墓と家の前では送り火を焚くというが、
それはパスして早々に帰ってきた。

故郷の遠州地方は盆の行事も賑やかで
11日が寺施餓鬼で13日が盆義理で、
故人とかかわりがあった人が、
初盆の家を盆供と御仏前、もしくは籠盛り代、御香料を包み、焼香に回るのが慣わし。
施主は親戚一同揃って、盆義理の客を迎える。

そのため、祭壇を飾り、
花団子だの白瓜や茄子に割り箸で足をつけた牛などを飾る。
その飾り方もひとつひとつやり方があるらしく
経験者のレクチャーを受けながらやるのだが、これまた大変で…。
私が帰省するまで一人で準備してきた母は既にゲンナリ。
先月より痩せたようでもある。

どうでもいいといえば、どうでもいいようなことだが
田舎で暮らすということは、大変なことだと今更ながら実感する。

昨日は盆義理だけでなく、墓と家の前で迎え火も焚いた。

さて、今日14日は自宅に坊さんが経をあげに来たが、
経に要した時間はわずか3分である。
あっという間に終わった。

それで○万円である。
もちろん、額は指定されていないが、
前もってこんなものかしらというところで包んである。

経は長ければいいってもんじゃないけれど
あっけにとられる短さである。
これで○万では、ほとんどぼったくり。
座るだけで何万という銀座の高級クラブと同じだろうと思うが
これは坊主が悪いのではなく
法事には坊さんを呼ばなければという、こちら側の問題だろう。
別にその寺に帰依しているわけでもないのだが
一族の墓があるので、同じ寺に墓を立てたためだ。

墓がある以上、檀家ということになり
法事の際には坊さんを呼ぶことになる。

別に坊さんに戒名を付けてもらわずとも
成仏には関係ないはずで、
盆や彼岸に経を上げてもらわずともかまわないはずだが
(だいたい何の経を上げているんだか)、
このときばかりは坊さんを呼ぶというのは
やっぱり日本人は「衣の権威」に弱いんだなと痛感するばかりだ。

ちなみに、4年前と3年前に義父母を送った我が家では
盆だろうと彼岸だろうと特別なことは何もしない。

さて、今年の故郷は山百合の群生が目立った。
以前はどこもかしこも松葉菊があり、その蛍光色の紅さが目に痛いほどだったが
今年は白い山百合ばかりが目に付いた。

気候の変動に伴い、植生も変ってきたのだろうか。

Ts2c0183

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